年末にやや上昇したヤマシナは、一時48円にまで上昇した。取引としては27日に46円で5,200株売却し、すぐさま45円で6,600株購入した。が、その後徐々に下げ、年末の報道によってさらに年始は早速4円下落の40円で大発会を終えた。
持ち玉は少ないものの、ボーナスがまだ残っていてそれで低くなった部分を買い増しする予定45円なんかで飛びつくんじゃなかったか。
現在は36,600株を42.54円で所持。これはあくまで丸三のほうである。ちょっと売りにくくなった。なんとか41円台に持っていきたいね。一応利益は2万くらい出たみたいだけど。
それにしても先日の報道については当時不当な?利益を受けた人々が課税させられるわけで、現在の業績にはあまり影響がないと思われるのだが、どうなんだろうか。
−−−−引用掲載 asahi.com 07/12/30の記事です。
新株予約権で申告漏れ 利益10倍 国税指摘・追徴へ
2007年12月30日18時55分
新株予約権での利殖の仕組み
ヤマシナの株価の推移
国税局は「利益は会社再建を目的にした投資などの対価で、『雑所得』にあたる」と認定した模様で、「利益は偶発的」として、税額がほぼ半分の「一時所得」で申告したり、「株を売っていない」などと申告していなかった投資家らの主張を退けたとされる。
問題の仕組みは、東京の証券アナリストが企業再生のための増資としてヤマシナに提案。同社は新株1株が22円の新株予約権を発行し、併せて10株を1株にする「株式併合」を行った。株価は200円前後に上がった。有利な条件の新株予約権と併合には株主総会で出席株主の3分の2以上が賛成する特別決議が必要で、手続き的には法律に沿って行われた。投資した会社社長や自営業者が仲間内での情報などで仕組みに参加していた。
関係者によると、株式併合に先立ち、東京に設立した「エトナ1号投資事業組合」が大量の株式を保有して筆頭株主になった。
さらに名古屋市に設立した「エンジェル1号投資事業組合」に対して05年8月から、投資家らに総額約25億円の投資をさせた。アナリストは二つの組合の設立に関与した。
株式併合後、同組合に割り当てられた新株予約権を使い、投資家らは06年3月までに新株約1億2000万株を1株22円で取得。併合直後の株価は226円で、一時300円を超えた。株の取得時との差額が利益として国税局に認定されたという。
信用調査会社によると、ヤマシナは大証2部上場で1917年設立の大手鉄ネジメーカー。
仕組みについてアナリストは「法的に問題がないかチェックした。法律事務所にも確認した」と話す。ヤマシナは「新株予約権発行などの特別決議を受けており、問題はない」としている。
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〈新株予約権〉 企業が発行する株式を一定の期間内に、あらかじめ決められた価格で取得できる権利。資金調達や買収防衛などに利用されるケースが目立つ。これまでは投機性が高いとして、役員らに報酬などとして発行されるストックオプション(自社株購入権)や新株引受権付社債(ワラント債)などに限られていたが、02年4月の商法改正で自由化された。